今回は「レザー」についてのご紹介
クロムハーツでは、様々な種類のレザーが起用されており、ユニセックスで使用できるレザーの財布、バッグ、小物等、多種多様のレザーアイテムが作られています。その中でも今回は「レザー」についてちょっとした知識をご紹介致します。
左:クロムハーツ ウェーブウォレット クロスボタン グレー ソフトレザー
右上:クロムハーツ ウェーブウォレット クロスボタン ロイヤルブルー ソフトレザー
右下:クロムハーツ コインパース 3×4 ブラック ヘビーレザー
革のメリット
~バランスよく備えた万能的な素材は、革の他に類を見ない~
丁寧に加工され、丹念に仕上げられた革は、うっとりするような不思議な魅力を持っています。高級感や美しさ、触れた感触、馴染みの良さは、天然素材ならではの温かみ、エレガントさを醸し出しています。また吸湿性と放湿性があり、多数の微細な隙間が適度に湿気を吸収し放出します。高温による融解がなく、防炎性に優れている事が革の特徴です。
しかし、革にもデメリットがあります。
- ①個体差が大きい
- 品質風合いに安定性がなく、ロットごとに個体差がある
- ②水に弱い
- 水漏れにより色合い、形状の変化、劣化が生じる
- ③染色堅牢性が低い
- 染色の上部さ、色落ちが起こりやすい
- ④カビが発生することがある
- 環境によっては、カビ菌が発生することがある
- ⑤独特な臭いがある
- 鞣し剤や油脂分、染料、顔料などの添加物の独特な臭いがある
ただこのデメリット内の個体差というのは、逆にこの世に同じ部分がないと捉えることも出来ます。革の面倒な性質も「個性」として親しむ事が大切だと思います。
革の主成分
※モデル着用:クロムハーツ ジムバッグ セメタリー クロスパッチ スモール デストロイレザー
革の主成分は、脊椎動物が豊富に持つタンパク質の一種「コラーゲン」です。つまり、脊椎動物の皮であれば、魚でも両生類であろうとも、革に加工できます。また、コラーゲンを含む内臓なども鞣すことが可能なのです。
一般的に市場に出回っている革は、食肉として消費されている「動物」を原皮としています。革は、食肉産業の副産物なので、私達が持つ財布・バッグ・衣類品等は革製品の為に作られているのはなく、食肉用の動物を利用して作られているのです。
レザー情報Part1は以上です!お楽しみ頂けましたでしょうか。また次回もよろしくお願いします!